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ステップメールのシナリオ設計|5通の記入例と開始・停止条件まで

ステップメールのシナリオ設計|5通の記入例と開始・停止条件までの説明用イメージ(AI生成)

1通目は自己紹介、2通目はノウハウ、最後は販売。役割を並べたのに、本文を書こうとすると手が止まってしまう。読者が、その間に何を理解すればよいのかが抜けているからです。

ステップメールは、読者の現在地から次の判断までを、疑問・根拠・行動でつなぐと設計できます。通数より先に「読み終えた人は、何を確かめられるか」を決めましょう。

この記事では、架空の表計算講座を使って5通を組み立て、購入・解除・再登録で何を止め、何を続けるかまで設計します。あなたの講座へ置き換えられる記入シートも用意しました。

目次

通数を決める前に、読者の出発点と到達点を書く

「何通なら売れるか?」と考えたくなりますよね。でも、まだ商品を知らない人と、申し込み条件だけ知りたい人では、必要な説明が違います。

僕が用意してきたメールシーケンスの教材原稿にも、登録直後に特典を渡す役割、価値や提供内容を説明する役割、案内後に通常の情報提供へ戻る役割があります。過去の原稿の価格や締切を、そのまま今の商品に当てはめるわけではありません。参考にするのは、読者に渡すものと判断の順番です。

次の講座・教材・数値はすべて説明用の架空例です。実際の販売実績や配信結果ではありません。

  • 読者:売上表は持っているが、毎月の集計で手が止まる個人事業主。
  • 登録時の約束:「集計前の準備チェックPDF」をメールで受け取れる。
  • 無料の到達点:自分の表にある日付・金額・分類の不備を見つける。
  • 有料講座の到達点:整えた表を使い、月別売上を自分で集計する。

無料PDFは、その目的だけでも使えるものにします。有料講座に進まなくても準備の確認はできる。そのうえで、「集計の操作も身につけたい」という人に次の選択肢を示します。

5通を読者の行動でつなぐ:受け取るはPDFを開き自分の表を用意、確かめるは日付形式→小さなデータで練習、比較するは講座の到達点・対象外を確認、判断するは条件を読み申し込む/見送る
5通を読者の行動でつなぐ。本文の手順・判断を整理した説明図です。

5通を「疑問・根拠・行動」でつなぐ

1通の役割を、件名だけで判断しないでください。読者が抱く疑問に、そのメールの中で答えられるかを確認します。

通と読む前の状態 答える疑問 示す根拠・中身 読後の行動
1:登録したが、まだ受け取っていない PDFはどこ?何から始める? 受取先と準備チェックの使い方 PDFを開き、自分の表を用意
2:表はあるが、原因が分からない なぜ集計が合わない? 文字列の日付と数値の日付の説明用比較 日付の形式を1列確認
3:不備を1つ直せた 自分の表でも操作できる? 架空の3行データで月別集計する実演 練習用データで同じ操作
4:操作をもっと学びたい 講座でどこまでできる? 対象・前提知識・到達点・カリキュラム・対象外 講座が自分に合うか判断
5:条件を比較している 買う/見送る判断材料は? 価格・支払い・提供期間・サポート等の確定条件 申し込み、または無料資料を継続利用

5通はこの説明例の構成です。商品によっては3通でも、追加の比較が必要なら6通以上でも構いません。同じ案内を分割して通数を増やすと、読む理由が薄くなります。

各メールの件名と本文は、前の行動を前提にしすぎない

前のメールを開いていない人もいます。「昨日の続きです」だけで始めると、その人が置いていかれます。各通の冒頭で、今回解く問題を短く置き直します。

以下はそのまま実送信する完成原稿ではなく、架空講座用の短い本文例です。角括弧の受取先や商品条件は、自分の確定内容に置き換えます。

1通目:件名「準備チェックPDFをお届けします」

ご登録ありがとうございます。PDFは[受取先]から開けます。まずは、普段使っている売上表を手元に用意してください。チェックするのは日付・金額・分類の3つです。今日は、空欄や表記の違いがないかを一つ見つけるところから始めましょう。

最初の行動はPDFを開くこと。ここで別の登録や商品購入を求めると、受け取りたい人が迷います。

2通目:件名「日付の見た目が同じでも、集計がずれる理由」

売上表の集計が合わないときは、日付の形式を確かめてみてください。たとえば、表示は同じ「4月1日」でも、文字として入った値と日付として扱える値では、集計時の動きが異なることがあります。[比較図]を見ながら、自分の表の日付列を確認しましょう。

比較図は、送信前に実際の表計算ソフトとデータで作り、説明と結果を照合します。まだ図がないまま「図をご覧ください」と送らないでください。この記事はシナリオの設計例で、表計算操作の検証済み教材ではありません。

3通目:件名「3行の練習データで、月別集計を試そう」

最初からご自身の大きな表を扱う必要はありません。[練習用データ]の3行で、[実演動画]と同じ操作を試してください。操作後に[期待する集計結果]と比べ、合えば自分の表に進みます。違ったときは、日付・金額の形式と選択範囲を確かめましょう。

この通の公開・配信条件は、練習データ、実演、期待結果の3点がそろうことです。本文だけ作れていても、読者は実践できません。制作中は設計表に「未制作」と残し、そろってから配信します。

4通目:件名「月別売上を自分で集計したい方へ」

準備チェックで表の不備を見つけられた方へ。架空講座では、表を整えたあとに月別集計を行う操作を学びます。[前提知識]を満たす方向けで、[対象外の作業]は含みません。[講座案内]のカリキュラムと到達点を見て、今の課題に合うかを確認してください。

ここで「誰でも結果が出る」と広げず、できることと含まないことを示します。自分に不要だと判断できるのも、案内の役割です。

5通目:件名「申し込み前に、受講条件をご確認ください」

受講を検討している方へ。[価格・支払い方式・提供期間・サポート範囲・解約等の条件]を[正式な案内]にまとめています。ご自身の目的と条件が合えばお申し込みください。今は準備チェックだけで十分な方は、PDFを引き続き使っていただけます。

本当に締切や募集上限がある場合だけ、その確定条件を案内します。毎回リセットされる架空の締切で、判断を急がせる必要はありません。

開始・購入・解除・再登録を先に決める

配信の開始と停止を決める:初回登録は受取メールから開始、途中で購入は未購入者の販売案内を停止、配信解除は以後の配信と予約状態を確認、再登録・見送りは再開方針と継続配信の同意を確認
配信の開始と停止を決める。本文の手順・判断を整理した説明図です。
状態の変化 この架空例での扱い 実装時に確認すること
無料PDFに初回登録 受取メールから開始 登録先・重複・配信開始時刻
途中で講座を購入 未購入者向け販売案内を停止し、購入者案内へ 購入情報と配信対象の連携、除外条件
配信を解除 以後の配信を停止 解除先・停止対象・実際の予約状態
同じアドレスで再登録 再開可否と特典再送を決める フォーム・シナリオ双方の再登録設定
最後まで見送り この販売シーケンスを終了 継続配信の同意と案内内容

購入済みの人へ「まだ買っていませんね」と送らない。解除した人へ、別シナリオから同じ販売案内を送り続けない。本文の気配りだけで解消できる問題ではないので、対象条件と動作を確かめます。

UTAGEでは「何日後」と「何時」を混同しない

架空例なら、受取メールは登録直後、2通目は登録から24時間後、3通目は48時間後、4通目は72時間後、5通目は96時間後、と経過時間で置けます。これは説明用の仮置きで、最適時刻を実証した数値ではありません。

UTAGE公式には、登録直後、登録N日後の指定時刻、登録からの経過時間という設定があります。「登録0日後18時」にして20時に登録した人は、シナリオの設定によってスキップまたは翌日配信になります。翌日配信を選ぶと後続の日時指定も1日ずれるため、本文の「明日」と一致するか確認します。

既存読者のいるシナリオに通を追加する場合は、過去時刻なら送らないか、未配信なら今すぐ送るかで影響が変わります。下書きは予約を作らず、稼働中は予約を作ります。テスト送信で本文が届いたことと、実読者への予約が意図どおり作られることは、別々に確認してください。公式のステップ配信設定を参照し、UTAGEの導線設計と照合しましょう。

配信後は、通ごとの目的に戻って直す

開封やクリックが少ないと、すぐ全通を書き直したくなります。でも、特典メールが届かない問題と、案内を読んでも条件が分からない問題は違います。

1通目なら到達・PDF受取先のクリック、2〜3通目なら比較や練習への移動、4〜5通目なら案内閲覧と申し込みを見ます。クリックだけで練習完了や購入を推定せず、取得できる記録を区別します。率を比べるときは、配信数・期間・対象者・集計方法も残してください。たとえば10人へ送って1人がクリックしたときの10%は、架空の計算例です。2人目で20%へ変わるほど小さい母数なので、差を本文の優劣だと即断しません。

この記事の記入シートをダウンロードする(CSV・記入例付き)

ExcelやGoogleスプレッドシートで開いて使えます。記入例は説明用の架空例です。ご自身の情報へ置き換えてください。

あなたの1通目で、読者は何を受け取れますか。まずその受取先を開き、案内どおりに使えるか確かめてください。その次に浮かぶ疑問を2通目へつなげれば、メールは通数を埋める作業から、読者の判断を助ける道筋へ変わります。

1通ずつ本文にする段階では、ChatGPTでメール原稿を作る方法も使えます。事実や商品条件は、ご自身で確定した情報を渡してください。

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