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Kindleでベストセラーを狙う方法|準備・順位の見方・告知後の判断表

Kindleでベストセラーを狙う方法|準備・順位の見方・告知後の判断表の説明用イメージ(AI生成)

Kindleでベストセラーを目指すなら、本の内容に合うカテゴリを選び、販売ページを整え、そのテーマを必要とする読者へ告知し、公開後の順位と販売の結果を分けて確認します。「何冊売れば必ず取れる」という共通の換算表で進める方法ではありません。

僕も以前、ベストセラーを狙って挑戦しました。公開動画の原録で話しているのは、3回ほど失敗し、4回目でタグを取得した経験です。調べて仮説を立て、集客をかけました。ただし、そのときの手法が、今あなたの本でも同じ結果を生むという証拠にはなりません。

せっかく取れた称号を、必要な読者へ届く本と、次の活動につなげたい。そこまで考えて準備しましょう。順位が上がった日だけを喜ぶより、本を読んだ人が何をできるようになり、あなたは何を確かめたのかを残してください。その判断を次の1冊でも使えるようにします。

目次

最初に、どの「1位」を目指すのかを決める

電子版なのか、紙版なのか。有料販売のリストなのか、無料キャンペーン中のリストなのか。ここが混ざると、同じ「1位」という言葉でも意味が変わります。

KDP公式のランキング説明では、Kindleの無料版と有料版のリストは分かれています。無料キャンペーンは有料リストのランキングには反映されません。

記録するときは、少なくとも次を一緒に残してください。

記録すること 記入する内容
どの販売先か Amazon.co.jpなどの市場と販売ページURL
どの形式か Kindle本か、ペーパーバックか
どのリストか 無料・有料、総合・カテゴリの正式表示
いつ見たか 確認日時と、その時点の順位や表示

カテゴリの順位が1位だったという観察と、ベストセラーバッジを実際に確認できたことも、別に残します。「この条件なら必ずバッジが付く」と推測して実績に書かないようにしましょう。

公式は、順位を他の本との相対的なものと説明しています。自分の本の利用状況が変わらなくても、他の本の動きで順位が変わることがあります。順位から正確な販売冊数を逆算する使い方にも向きません。

売りたい本と、次に届けたいものの読者は合っているか

称号を取るために流行のテーマへ寄せる。できそうな気がしますよね。でも、そこで集まった人は、あなたが次に届けたい講座にも関心があるでしょうか。

僕は別の公開動画で、ベストセラーの称号より、後ろの商品と関連するテーマかどうかを重視する話をしています。同じ分野に見えても、読者が求める方法が違えば、つながりません。

たとえば、ここからは架空の企画です。「毎月の売上表を、関数で集計する本」を作るとします。本だけで、練習用の表を使って月次集計までできることを約束します。後の講座を買わないと、集計が完成しない作りにはしません。

企画の確認 つながる例 ずれる例
本を読む人 手作業の集計を自分で直したい人 仕事を全部代行してほしい人
本で果たす約束 練習表から月次集計を完成できる 仕組みの説明だけで終わる
その後に生じる課題 自社特有の表へ応用し、例外を整理したい 自分では表を扱いたくない
次の支援 応用方法を学ぶ講座や、適合を相談する機会 同じ集計を完成させるための追加購入

後の商品がない方も、本を読んだ人に何を持ち帰ってほしいかを書いてください。売上以外に、著者として何を理解してほしいかが決まると、告知する相手と伝える言葉も絞れます。

本の約束と、後で生じる課題をつなぐ:本の読者は売上表の手作業集計を直したい、本で完成は練習表から月次集計を完成する、次の課題は自社特有の表・例外へ応用したい、次の支援は応用講座や適合の相談を検討する
本の約束と、後で生じる課題をつなぐ。本文の手順・判断を整理した説明図です。

内容に合うカテゴリと、約束が伝わる販売ページを準備する

カテゴリは、競合が少なければどこでもよいわけではありません。架空の集計本なら、本文で扱う作業と、そこで本を探す読者の期待を比べます。関係ない分野で順位を狙っても、必要な読者へ届ける目的から外れます。

自分の本の本文を根拠に候補を比較する方法は、Kindleカテゴリの選び方へまとめています。

販売ページでは、タイトル・表紙・内容紹介・試し読みが、同じ到達点を約束しているかを点検してください。集計ができる本と書いたのに、試し読みには精神論しかない。そんな状態では、あなたがどれだけ告知しても、読者は買う理由を見つけにくくなります。

架空の本なら、内容紹介は「Excelの知識を学べます」だけで止めず、「練習用の売上表で、月別の合計を出す手順を学びます」と具体化します。実際に付けていない練習ファイルや、試していない時短効果を足す必要はありません。表紙の小さな表示でも、その約束が読めるか確認しましょう。

告知は、相手・伝える約束・販売先を1組にする

発売したら、一斉に声をかければよい。そう考える前に、相手がその本を必要としているかを確かめます。

架空本の告知案は、たとえば次のようにできます。これは説明用の文面で、実配信した原稿や売上実績ではありません。

「毎月、売上表を手作業で集計している方へ。練習用の表で、月別合計を作る手順をまとめました。対象となる表、使う機能、目次を販売ページで確認できます。」

その後に、対象の販売ページURLと、案内時点で確認した販売条件を添えます。あなたがすでにメールやLINEを運用しているなら、配信を希望している人のうち、テーマに合う対象へ案内します。告知先を増やすこと自体を成果にはしません。

架空本の準備を、時点で並べてみます。

いつ 行うこと その段階の完了
申請前 本文とカテゴリ・内容紹介の約束を照合 実際に練習表で集計まで進める
販売ページが出た時 形式・タイトル・表紙・販売条件を確認 告知する対象ページが決まる
案内を出す時 テーマに合う希望者へ内容とURLを案内 配信対象・文面・日時を残す
案内から7日後 同じ対象期間で注文・既読・順位を確認 未観測と0を分け、次の1変更を選ぶ

7日間は、この架空計画で決めた観測期間です。7日で順位を取れるという基準ではありません。あなたも、本を出す日だけでなく、ページを確認する時点と振り返る時点を先に決めましょう。

購入や高評価を交換条件にしたり、同じ人に不自然な購入を繰り返してもらったりする方法を計画に入れないでください。KDPは購入・利用活動の意図的な操作への措置を説明しています。読者が内容を確かめ、自分で選べる案内を作りましょう。

無料キャンペーンを選ぶ場合は、対象条件と期間を確認する手順へ進み、有料販売と別の計画・集計にします。

告知後は、順位・注文・読書・収入を分けて残す

順位だけを見ていると、事業に役立ったかが分からなくなります。比較期間と対象の本をそろえ、観測できる項目を残してください。

以下は、告知後の判断を練習するために作った架空の記録です。僕の本の売上や、ある施策で改善した実測値ではありません。

項目 架空の記入例 そこからは言えないこと
順位 Amazon.co.jp・電子版・有料の対象カテゴリで12位を確認 12冊売れたという意味ではない
注文 同じ7日間の対象本の注文が6件 6人全員が読了したとは言えない
既読ページ 同期間のKENPが180ページ 何人が最後まで読んだかは不明
収入 実績レポートの確定範囲を記録。未確定は未確定 注文数×価格を手取りにしない

KDP公式のレポート説明で確認できるKENPは、既読ページの指標です。注文と異なる数字なので、単純に足して販売数としないようにします。外部サイトへのクリックや登録も測るなら、取得できた期間と対象を別欄へ残してください。販売ページ閲覧や、読者1人ごとの購入と登録の対応が分からない場合は、分からないまま記録します。

同じ7日間でも、数字の意味は別:順位は有料対象カテゴリ12位≠販売12冊、注文は6件≠6人が読了、既読は180KENP≠読了人数、収入は確定範囲を記録。未確定は分ける
同じ7日間でも、数字の意味は別。本文の手順・判断を整理した説明図です。

1つ直して、何を確かめるかまで決める

架空例で、内容紹介に「どんな表を扱うか」がなく、読者が対象を判断できないと分かったなら、そこを1つの変更として直します。表紙・価格・タイトルまで同時に変えず、変更前後の文と日時を残してください。

「7日間で注文6件」を前の期間と比べて増減があっても、それだけで文面の効果とは断定できません。告知先や価格、季節、公開からの日数なども変わるからです。まず同じ期間・同じ定義で記録し、本文と違う期待を抱かせる反応が出たら、その表現を戻して約束を確認します。売れそうな表現へ変え続けるより、買った人が何を学べるかを説明できることが先です。

まだ販売ページへ来た人が少ないのか、来た人が選ばなかったのか。そのデータを取得していなければ、順位だけで原因を決めないことです。Kindle出版が売れないときの診断で、観測できる箇所から整理できます。

この記事の記入シートをダウンロードする(CSV・記入例付き)

ExcelやGoogleスプレッドシートで開いて使えます。記入例は説明用の架空例です。ご自身の情報へ置き換えてください。

シートには、対象本・市場・形式・順位の種類、本文の約束、告知先、確認日時、注文・既読ページ・収入、次に直す1点と戻す条件を残せます。まず、あなたが狙う順位の名前と、その本を必要とする読者を1行ずつ書いてください。

僕が大事にしたいのは、ベストセラーを取った後にも、その本を必要とする人がいることです。架空の集計本なら、読者が月次集計を終え、自社の表へ応用したくなったときに、次の支援を検討できる。そんなつながりまで考えて、あなたの1冊を届けていきましょう。

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