audiobook.jpで個人の音源を出版したい方は、まず現在の受付状況を確認してください。2026年11月2日に確認した公式ヘルプでは、音源配信の新規受付を停止しています。聴くための会員登録をしても、出版申請ができるわけではありません。
本を耳でも届けられれば、読書の時間が取れない人にも、あなたの知識を学んでもらえます。だからこそ、先に1冊を全部録り終えてから、提出先が見つからず困る状態は避けたいです。今は、受付の確認と、後でも使える作品情報の整理を分けましょう。申込みの画面を探し続ける状態から抜け出し、出版の判断に必要な資料を手元へそろえるためです。作品の準備表が手に入り、受付に変更があったときにも、調べ直す条件が分かります。
現在は新規受付停止。昔の申込み手順から進めない
公式ヘルプ「audiobook.jpで音源を配信したい」には、新規受付を停止している旨が掲載されています。再開時期や、個人なら別の一般窓口から申し込めるという案内は、このページでは確認できませんでした。
検索すると、メールで連絡し、契約を交わして音源を納品する手順が見つかります。それが過去に行われていたとしても、今、あなたの新規作品を受け付ける証拠にはなりません。以前の料金、納品日数、価格条件も、そのまま現在の条件として使わないでください。
オトバンクの制作紹介と、音源を持つ人の配信受付は、案内の対象を分けて読みます。企画や制作の相談窓口があるからといって、新規音源を必ず配信できるとは判断できません。
| 見つけた案内 | 分かること | そこから決めないこと |
|---|---|---|
| 音源を持つ人向けの公式ヘルプ | 現在、新規受付を止めている | 再開日、例外受付の有無 |
| 法人向けの聴き放題案内 | 社員などが聴くためのサービス | 著者の出版申込みが可能 |
| 本の音声化リクエスト | 聴きたい作品の要望を送る方法 | 自分の作品を販売する契約 |
| 過去の出版体験記・講座 | 当時の制作や納品の考え方 | 現在の募集、費用、契約内容 |
すでに契約がある方は、契約の対象作品と担当者の現行案内を確認します。一般向け新規受付の停止と、あなたの既存契約で追加できる範囲は、同じ問題ではありません。過去に1作出せたことだけで、2作目も同条件と決めないようにしましょう。

本人の教材でも、契約と納品は別の工程
僕自身もaudiobook.jpで公開されている音声作品があります。作品ページでは著者とナレーターの両方に城智英が記載されています。ただし、既存作品が販売されていることと、新規受付が開いていることは別です。
僕たちのaudiobook.jp出版教材では、担当講師のりんちゃが、僕の講座音源を納品資料へ整理する工程を説明しています。そこでは音源があり、出版の契約を済ませていることが前提です。
その後に、音源、書影、作品情報をそろえて渡し、公開された販売ページを確認する。制作物の準備と、配信先との契約を分けて進めています。現在の新規受付を保証する講座として受け取らないでください。
では、まだ受付を利用できない人は、何もできないのでしょうか? 新しい費用をかけて全編を制作する前に、すでに持っている作品を整理できます。将来の出版先が変わっても、作品の内容や権利の確認は必要だからです。作品ごとの表が残ると、同じ契約やファイルを探し直す手間も減らせます。
架空の1冊を、受付・権利・素材の表へ整理する
ここからは、自著『会議を短くする小さな習慣』を音声化したい、という架空例です。実際の申込みや、審査を通過した作品ではありません。
| 確認すること | 架空の現在地 | 次に確かめること |
|---|---|---|
| 作品 | 自分で書いた電子書籍、全3章 | 音声で届ける範囲を目次へ記す |
| 本文の権利 | 自著だが、既存の出版契約は未点検 | 音声化・配信に関係する約束を確認 |
| 図や引用 | 会議の図と、他者の文章の引用あり | 音声版での扱いと必要な確認を分ける |
| 表紙 | 電子書籍用として依頼した画像あり | 音声書籍でも使える範囲を確認 |
| 音源 | 全編は未制作 | 受付と仕様が分かるまで大きな制作費をかけない |
| 配信受付 | 公式ヘルプで新規停止を確認 | 確認日とURLを残し、案内の変更を確認 |
「自分の本だから全部自由」と思い込まず、既存の契約と素材を読み直します。確認できなかった部分は、誰に何を聞く必要があるかを書きましょう。契約や権利の解釈を決められない場合は、その相手や専門家へ確認してください。
受付が利用できると分かったら、費用より先に対象を合わせる
将来、受付再開の案内を見つけたり、個別の契約先から話があったりした場合も、すぐ全章の録音へ進む必要はありません。あなたの作品が対象なのかを最初に確かめます。
次の質問は確認項目の例です。停止中の一般窓口へ送る申込み文ではありません。連絡を受け付ける案内と相手が確認できた場合に、その案内へ合わせて使います。
- 個人の著者と、この内容の作品を現在受け付けていますか。
- 契約相手と配信先はどこですか。既存の独占契約と両立しますか。
- 制作、審査、配信それぞれに、どんな費用と条件がありますか。
- 収益の計算、支払い、追加作品、契約終了の扱いはどうなりますか。
- 音源、表紙、作品情報、試作に、どんな指定がありますか。
返答が「相談できます」なら、相談できる段階です。契約が済んだ、審査を通った、公開された、という状態へ飛ばして記録しません。条件を読み、合意した対象と仕様を確かめてから制作してください。
納品情報は、1冊と章ごとのファイルを照合する
受付と契約先の指定を確認できたあとは、提出物を同じ作品として並べます。次は、準備の考え方を示す架空の一覧です。audiobook.jpの現行指定書式ではありません。
| 素材 | 架空例 | 照合すること |
|---|---|---|
| 作品情報 | 『会議を短くする小さな習慣』、著者名、内容紹介 | 表紙と音源で作品名が同じか |
| 第1章 | 01_meeting-purpose_v1.wav | 台本の第1章に対応するか、読み残しがないか |
| 第2章 | 02_meeting-decision_v1.wav | ファイル名と実際に話す内容が同じか |
| 第3章 | 未制作 | 一覧から消さず、未制作と残す |
| 表紙 | cover_v1.png | 作品名と利用範囲、指定寸法を確認できるか |
「3章の作品」と説明しているのに、2本の音源しかない。一覧を見れば、足りない1本に気づけます。録音を進める条件がそろったら、どの章を作るかも迷いません。完成した2本だけを数えて、全部そろったことにしないでください。
提出方法、ファイル形式、章分けは、その時点の契約先の指定へ合わせます。音源を送ったあとは、作品名、著者名、説明、章の順番、試聴部分を公開ページで確認します。送信した日と公開を確かめた日は、別の欄へ残しましょう。

あなたの作品で、今できる準備を1つ決めよう
この記事の記入シートをダウンロードする(CSV・記入例付き)
ExcelやGoogleスプレッドシートで開いて使えます。記入例は説明用の架空例です。ご自身の情報へ置き換えてください。
シートは4列です。「記入ガイド」と「説明用の架空例・状態」を参考に、空欄の「あなたの記入」へ作品名、受付確認日、権利の未確認点、素材の不足を書きます。まだ行っていない契約や試作は、未実施と残してください。
まず、自分の本や講座を1つ選んでください。その作品を耳で学べる形にしたい理由と、まだ確かめていない条件を記入します。受付を待つ間にも、何を持っていて、何が不足しているかは整理できます。
自分の声で読む準備は、オーディオブックのナレーションを自作する手順で確認できます。Audibleを検討するなら、日本の個人がAudibleへ出版する際の受付条件も、別の契約ルートとして読んでください。
あなたが作った内容が、通勤中や家事の合間にも届く。そのために、出版先の条件と制作の順番をそろえましょう。
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あなたの経験を、講座と本で届けるには
今ある知識や経験を、講座や本にして必要な人へ届けたい方へ。僕の著書『マーケティング不要の次世代型コンテンツビジネス』で、何を商品にするか、AIとどう分担するか、学びたい人が集まる場所でどう届けるかをお伝えしています。

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