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USJを復活させたマーケターの思考術

今、あなたが住んでいる世界は
3つに分かれています。

…なんていきなり言われてもよく分からないですよね笑

こんにちは。
城 智英(じょう ともひで)です。

今日は、WEBマーケターとして
あなたにぜひ知っておいていただきたい考え方をシェアします。

それが、
お客さん一人一人が認識している世界は違う
という考え方です。

僕が尊敬する人物に
森岡毅(もりおかつよし)さんという方がいます。
USJや丸亀製麺を立て直した日本を代表するマーケターです。

森岡さんは著書の中で
「世界は3つに分かれている」
と言っています。

これだけでは何のことかよくわからないと思いますが、
内容を詳しく知って、僕は納得しました。

森岡さんは

1現実の世界
2認識の世界
3記号の世界

世界をこの3つに分けて考えるべきだと主張しています。

それぞれ詳しく解説すると…

1 現実の世界
今、僕たちが存在している世界です。
客観的で物質的。
触ったら認識できるものを指します。 

2 認識の世界
頭の中のことを指しています。
その人の主観を通して、脳内で知覚している世界です。

僕たちは物事を認識する際に必ずバイアスがかかるため
物事をありのままに認識できません。

バイアスとは、色眼鏡とも言い換えられます。
過去の経験に基づいた先入観や偏見のことです。

たとえば、同じ話を聞いても、
その人の持つバイアスしだいで、
ポジティブにとらえる人と
ネガティブにとらえる人がいます。

その人の持つバイアスによって、
異なる認識の世界が、人の数だけ存在します。

また、知覚においても人により
差があります。

例えば、男性と女性では色に対する見え方が違うという研究結果があります。
女性は、男性の4倍以上の色を知覚することができるのだとか。
妻がコレクションしているリップの色が
僕には全部赤に見えるのはこのせいです。

知覚の段階でもこのような差があるのですから、
同じ事実を見ても、一人一人の脳内で違う作用が起こるのは当然と言えるでしょう。

3 記号の世界

「現実の世界」と「認識の世界」を
つなぎ合わせるのが「記号の世界」です。

言ってしまえば記号とは、数字や言葉です。

僕たちは、言葉という記号を使って、
こちらが伝えたい内容(世界)を
お客さんの脳内に届けたい。

たとえば、
日曜の夜に、会社員が、サザエさんを見ながら思う明日の「月曜日」。
早く友達に会いたい幼稚園児が楽しみにしている「月曜日」。
リタイヤした人にとっての「月曜日」。
それぞれまったく違う「月曜日」ですよね。

あなたが思い浮かべる「月曜日」のイメージを相手に届けるには、どのような言葉を駆使する必要があるのかを考える必要があるということです。

それは憂鬱な月曜日ですか?
それとも遠足前のワクワクが止まらない月曜日ですか?

ただ『月曜日』と一口に言っても
様々な捉え方があるのです。

そして、あなたがマーケターであるならば、
自分の商品を売りたいビジネスマンであるならば、
言葉という記号をどう駆使するかが鍵になります。

記号=言葉を使って、お客様の脳内に
あなたが届けたいメッセージを
歪みなく、確実に届けることができれば、
あなたの売りたい商品やサービスの良さを伝え、
「買いたい」と思わせることができるようになります。

ぜひ3つの世界を認識し、
特に『記号の世界』を自由自在に操ってみてください!

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