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Udemy講師の収入は?97%・37%の受取額と月次収支の計算例

Udemy講師の収入は?97%・37%の受取額と月次収支の計算例の説明用イメージ(AI生成)

Udemy講師の収入は固定給ではありません。単品の購入経路、販売時の金額、サブスクリプションでの対象利用などによって変わります。単品販売では、講師のクーポン・紹介リンク経由は97%、それ以外は37%という配分が基本です。ただし、基準は税や対象手数料などを除いたNet Amountで、表示価格にそのまま掛けた手取り額ではありません。

「1万円の講座を10本売ったら、10万円の収入になる」。最初は、そう考えたくなります。

でも、価格と講師受取額を混ぜると、作業にどれくらい時間を使えるかも見誤ります。収入を考えるときは、売上、配分後の金額、費用を分けて確認しましょう。

個人の体験談は、その講師の講座数・テーマ・集客経路・集計期間による結果です。あなたの平均月収や将来の収入としては使えません。ここでは、公式の配分条件と、あなた自身の収益を判断できる計算を分けて確かめます。

目次

単品販売は「購入経路」と「計算の基準額」で変わる

Udemy公式の収益配分では、講師のクーポンや紹介リンクを使った購入と、それ以外の購入を分けています。2026年10月27日に確認した制度は次の通りです。

購入経路 講師への基本配分 計算の基準
講師のクーポン・紹介リンク経由 97% Net Amount
講師のプロモーションを経由しない購入 37% Net Amount

Net Amountは、受講者の支払額から対象の税・手数料などを除いた金額です。共同講師への配分がある場合など、あなたの最終受取額には別の条件も関わります。実際の内訳は収益レポートで確かめてください。公式ヘルプの詳細表示には、Udemyへのログインが必要な場合があります。

大切なのは、97%だから常に有利と決めることでもありません。自分で紹介するには、読者や見込み客へ届ける活動が必要です。Udemy内で見つけてもらう購入とは、集客の担当も違います。

販売価格と、受取額は分けて見る:支払額は税・対象手数料などを確認、Net Amountは配分計算の基準額、購入経路は紹介等97%/それ以外37%、最終記録は返金・調整・費用も区別
販売価格と、受取額は分けて見る。本文の手順・判断を整理した説明図です。

Net Amountが1,000円なら、受取額はいくらか

仕組みを理解するため、Net Amountが1件あたり1,000円という架空の条件で計算します。実際の販売価格や収益の平均ではありません。返金、共同講師の配分、その他の調整もないものとします。

販売件数 紹介リンク等の97% それ以外の37%
1件 970円 370円
10件 9,700円 3,700円
30件 29,100円 11,100円

この条件で配分後1万円を目指すなら、97%では11件、37%では28件が必要です。毎回同じ基準額で購入されるという仮定なので、実際の目標販売件数をそのまま保証する数字ではありません。

あなたのレポートから、販売経路ごとの基準額や受取額を記録してみてください。希望価格だけで試算するより、どの経路の何件が収入を支えているかが分かります。

Udemy Businessなどのサブスクは、単品の販売件数で計算しない

サブスクリプションの対象講座は、単品販売とは別の分配方式です。Udemyの公式告知では、2026年1月からサブスクリプションの講師配分率を15%としています。

これは、あなたの講座の表示価格の15%が毎回入るという意味ではありません。講師全体への配分と、対象となる利用に応じた各講師への分配を区別してください。講座を公開すれば、必ず対象プログラムへ採用されるという意味でもありません。

比較するなら、単品の件数・受取額と、サブスクの対象利用・受取額を別々に記録します。異なる仕組みを「1人あたり単価」だけへまとめると、改善する場所が分からなくなります。

収益レポートの金額と、手元に残る利益を分ける

講師への配分が発生しても、それが全額利益になるとは限りません。制作や更新にかかった費用を別に見ます。

以下も架空の月次例です。

項目 仮の金額・時間 見方
配分・調整後に記録した講師収益 20,000円 対象月と通貨、計上条件を確認
その月の外注・ソフト等の費用 5,000円 講座以外にも使う費用は範囲を分ける
単純に差し引いた額 15,000円 税、他の費用、入金時の条件は別
制作・更新・質問対応 8時間 自分の時間も記録する

制作に大きな初期工数がかかる月と、更新・対応が中心の月でも違います。1か月だけの金額で、今後も同じペースになると決めないでください。

実際の支払いには返金や調整、支払方法などの条件があります。収益を確認した日と、入金予定・実際の入金も分けて管理すると、生活費や次の制作費を考えやすくなります。

月次で、金額と時間をそろえる:単品販売は経路別の件数と受取額、サブスクは対象利用と受取額を別記、費用は制作・更新・集客を記録、時間は制作と質問対応も残す
月次で、金額と時間をそろえる。本文の手順・判断を整理した説明図です。

収入を改善したいときは、止まっている工程を見る

僕は、講座を作ったら終わりとは考えていません。必要な人に見つけてもらい、内容を理解して選んでもらい、学んだ後に実践できるところまでつなげたいと考えています。

「もっと本数を作る」前に、今ある講座のどこで止まっているかを見てください。

観測した状態 確かめること 最初に検討する変更
講座ページがあまり見られない 検索需要、対象者、タイトル、集客経路 誰がどんな目的で探す講座かを明確にする
見られるが購入が少ない 約束、プレビュー、説明と価格の条件 得られる成果と実際の教材を一致させる
購入後に学習が進まない 最初の作業、前提知識、説明の抜け 止まる場面の補足や練習を追加する
売れても作業負担が大きい 制作、更新、対応の時間 繰り返す説明や作業手順を整理する

少ない表示・少ない購入だけで、講座の価値がないと決めるのは早いです。比較する期間や母数も確認してください。レビューは率直なフィードバックとして受け取り、好意的な評価を指定したり、評価と特典を交換したりしないようにします。

目標額は、販売経路と作業時間の両方から試算する

まず、あなたの講座について次の5つを記録します。

  1. 集計する期間と通貨。
  2. 単品販売の購入経路別件数と受取額。
  3. サブスク等の収益を分けた内訳。
  4. 制作・更新・集客にかけた費用。
  5. 制作と質問対応に使った時間。

本人の制作動画:講座を公開する工程

城智英の公開動画。公開作業の実例です。現在の講師収益画面や、本記事の計算例の実績を示すものではありません。 YouTubeで該当場面を見る

この記事の記入シートをダウンロードする(CSV・記入例付き)

ExcelやGoogleスプレッドシートで開いて使えます。記入例は説明用の架空例です。ご自身の情報へ置き換えてください。

これから初めて講座を作る方は、Udemy講師の始め方で企画と制作の工程を確認してください。最初の講座を試し、得られた反応と工数から次の1本を考えましょう。

誰かの収入だけを目標にするより、自分の条件で何をどこまで提供できるか。その判断ができる記録を残すことから始めてください。

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