Kindleで自費出版をしたいけど、初期費用が気になる……。
Kindleの自費出版は無料でできる?
商業出版と自費出版の違いってなに?
Kindleで自費出版をしたいけど、初期費用やコストが気になりますよね。
あなたは、可能な限り費用を抑えて出版したいと考えていることでしょう。
結論から言うと、Kindleの自費出版なら工夫次第で誰でも無料で本を出版できます。
内容や表紙デザインも自分で自由に決められるため、あなたの考えをそのまま表現できるのです。
この記事では、Kindleの自費出版にかかる費用や、費用を抑えるポイントについてお伝えしていきます。
あなたも初期費用ゼロで書籍を出版できるようになりますよ。
僕が監修した著書『AmazonでKindleとペーパーバックを同時出版する方法』では、電子書籍と一緒にペーパーバックを作成する方法について解説しています。
電子書籍と紙の書籍、2つの需要を同時にカバーできるので、1度の出版で販売機会を大きく広げられます。ぜひ僕の実践している方法を真似して、売上を伸ばすチャンスを手に入れてくださいね。
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| この記事を書いた人 | |
|---|---|
|  城 智英(じょう ともひで) | Webマーケター。オンライン講座作成・集客のプロ。Kindleを19冊以上出版し、ニッチなカテゴリーで1位を多数獲得。また特に売れている本だけに付けられるベストセラー1位タグも獲得し、現在ベストセラー作家として活動中。他にも紙の本(ペーパーバック)を19冊以上出版。 | 
Kindleの自費出版とは|誰でも無料で本を出版できる仕組み
Kindleの自費出版とは、AmazonのKDP(Kindle Direct Publishing)を利用して、誰でも無料で電子書籍を出版できる仕組みです。
商業出版と自費出版の違いを以下の表で見ていきましょう。
| 商業出版 | 自費出版 | |
| 企画・編集 | 出版社が担当する | 著者自身が自由に決定できる | 
| 印刷費・在庫 | 発生する | 発生しない | 
| 表紙・レイアウト | 出版社の意向に従う | 著者自身が自由にデザインできる | 
| 出版スピード | 出版社のスケジュールに依存する | 即日~数日で公開できる | 
| 自由度 | 制約が多い | 完全に自由 | 
Kindleの自費出版は、Amazonの出版審査を通過すれば、世界中の読者にオンラインで電子書籍を販売できます。
自分のアイデアや知識を直接届けられる点が、Kindleで自費出版する最大の魅力と言えるでしょう。
また、電子書籍と同時にペーパーバックという紙の書籍をKindleで同時出版すれば、効率よく売上アップを目指せますよ。
興味がある方は『AmazonでKindleとペーパーバックを同時出版する方法』でステップを確認してみてください。
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Kindleの自費出版を代行してかかる費用3選
Kindleの自費出版を代行してかかる費用は、以下の3つです。
| 1.表紙・挿絵(3,000円~50,000円) 2.校正・校閲(2,000円~50,000円) 3.広告・宣伝(数千円~) | 
それぞれ解説していきます。
表紙・挿絵(3,000円~50,000円)
表紙や挿絵のデザインをプロに依頼する場合の費用は、3,000円~50,000円程度です。
表紙や挿絵のクオリティはKindleでの売れ行きを左右する重要な要素であり、魅力的な表紙は読者の購買意欲を高めます。
特に、ビジネス書や小説ではジャンルに合ったデザインが必須となるため、費用をかける価値があります。
読者に「手に取りたい」と思わせる表紙への投資は、Kindle出版において回収効果が高い支出と言えるでしょう。
校正・校閲(2,000円~50,000円)
校正・校閲をプロに依頼する場合の費用は、2,000円〜50,000円程度です。
書籍において、文章の誤字脱字や表現の不自然さは大きなマイナス評価につながります。
特に自費出版の場合、執筆から販売まで個人で完結できるため、文章のミスに気づきにくい側面があります。
そのため、校正・校閲サービスを活用して、第三者にチェックしてもらうと安心です。
プロのチェックを入れれば、読みやすさや信頼性が向上し、レビュー評価にも好印象を与えられるでしょう。
広告・宣伝(数千円~)
Kindleの書籍を宣伝する場合の費用は、数千円〜と考えておきましょう。
代表的な方法は、クリック課金制のAmazonのスポンサープロダクト広告やブランド広告です。Amazonの広告は、オークション方式で掲載位置や1クリックに支払う広告費が決定します。
競合状況やキーワードの人気度によって費用は変動しますが、よいポジションに掲載できると集客力がアップするでしょう。
Kindleの自費出版は、出版後のプロモーションが勝負を分けるため、広告費は戦略的に活用するのがコツですよ。
Kindleの自費出版で費用を抑えるポイント3選
Kindleの自費出版で費用を抑えるポイントは、以下の3つです。
| 1.表紙や挿絵を自作する 2.原稿は無料ツールでセルフチェックする 3.宣伝はSNSやブログで無料配信から始める | 
それぞれ解説していきます。
表紙や挿絵を自作する
Canvaなどの無料ツールで表紙や挿絵を自作すれば、費用を削減できます。
デザインと聞くと難しく感じるかもしれませんが、Canvaにはテンプレートが豊富にあるので、初心者でもプロ風の表紙をつくれます。
ジャンルに合った配色やフォントを使用するのが、魅力的な表紙や挿絵を制作するポイントです。
デザインに自信がない方でも、シンプルで読みやすい表紙を意識すれば、プロに頼らず好印象なパッケージを自作できるでしょう。
表紙のつくり方について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
→「Kindle 表紙サイズ」
原稿は無料ツールでセルフチェックする
無料ツールで原稿をセルフチェックすれば、校正・校閲の費用をゼロにできます。
たとえば、Googleドキュメントの校正機能や日本語文法チェックツールを活用すれば、誤字脱字や表記揺れを効率的に修正できます。
読み上げソフトを使って自分の文章を耳で確認すると、不自然な表現にも気づきやすくなるのでおすすめです。
もちろんプロの校正には及びませんが、何度もセルフチェックをすることで出版に必要な最低限の品質を確保できるでしょう。
宣伝はSNSやブログで無料配信から始める
Kindleの自費出版で費用を抑えるなら、SNSやブログなどを活用して無料で宣伝を始めましょう。
XやInstagram、ブログなどで執筆過程や出版情報を発信すれば、潜在的な読者へ自然にリーチできます。
特にブログで「執筆の裏話」や「本のテーマに関する知識」を提供すると、検索流入を通じて新規読者の獲得が期待できるでしょう。
広告費をかけなくても、工夫次第で十分にプロモーション効果を得られるのが、Kindle出版の強みです。
Kindleで自費出版するメリット3選
Kindleで自費出版するメリットは、以下の3つです。
| 1.初期費用ゼロで誰でも出版できる 2.内容やデザインを完全に自分でコントロールできる 3.自己ブランディングや実績づくりに活用できる | 
これらのメリットは、商業出版にはないKindleの自費出版ならではの強みです。
自分の世界観を最大限に表現したい方こそ、Kindleの自費出版に向いているでしょう。
初期費用ゼロで誰でも出版できる
Kindleでの自費出版は、印刷費や在庫を用意する必要がなく、初期費用ゼロで始められるのが大きなメリットです。
前述のとおり、表紙や挿絵、校正などを自分で行えば執筆から販売まで費用はかかりません。
初心者の作家や情報発信を始めたいビジネスパーソンにとって、低リスクで挑戦しやすい環境が整っているのが、Kindleの自費出版における最大の魅力でしょう。
内容やデザインを完全に自分でコントロールできる
Kindleの自費出版では、原稿の内容から表紙デザイン、レイアウトまで自由に決定できる点もメリットです。
商業出版では、出版社や編集者の意向に左右されることがありますが、自費出版であれば、自身の意図や世界観を忠実に反映できます。
ジャンルやターゲットに合わせた構成や挿絵で、自分ならではの表現ができるのです。
読者に伝えたいメッセージをそのまま届けられるため、「自分ならではの一冊」を世に送り出す達成感や喜びを味わえるでしょう。
自己ブランディングや実績づくりに活用できる
Kindleの自費出版は、個人の自己ブランディングや実績づくりにも役立ちます。
本を出版することで「著者」という肩書が得られ、信頼性や専門性のアピールにつながります。
特にビジネス書やノウハウ本の場合、SNS発信や講演、コンサル活動と組み合わせれば、知名度向上や新たなビジネスチャンスの獲得も期待できるでしょう。
出版実績は履歴書やプロフィールにも活用できるので、個人の価値向上に直結します。
Kindleで自費出版するデメリット3選
Kindleで自費出版するデメリットは、以下の3つです。
| 1.販売や集客をすべて自分で行う必要がある 2.原稿やデザインの品質が自己責任になる 3.商業出版に比べ社会的評価を得にくい | 
Kindleでの自費出版は、自由にコントロールできる反面、すべてが自己責任になるというデメリットもあります。
独自で集客を行う場合は、時間と労力に見合う結果が得られない可能性もあるでしょう。
電子書籍1本で勝負するのが不安な場合は、ペーパーバックの同時出版がおすすめです。
スマホやネットが主流の時代でも、紙媒体の需要は根強く残っています。電子と紙の両方を提供し、集客の幅を効率よく広げましょう。
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販売や集客をすべて自分で行う必要がある
Kindleの自費出版では、出版社による販促支援がないため、マーケティング戦略をすべて自分で計画・実行する必要があります。
商業出版とは違い、文章制作以外にも時間や労力がかかる点はデメリットと言えるでしょう。
集客の工夫次第で売上が大きく変動するため、広告やSNSなどを駆使したプロモーションが必須です。
ペーパーバックを同時出版して読者層を広げるなど、あらゆる方向から可能性を広げていきましょう。
原稿やデザインの品質が自己責任になる
自費出版では、原稿や表紙デザインの品質も自己責任です。
誤字脱字や不自然な表現、表紙のクオリティ不足は読者からのマイナスな評価に直結します。
品質の管理は出版者次第なので、自分で作業する場合は内容の信頼性や外観のクオリティを高める工夫が不可欠です。
原稿のチェックを徹底したり、テンプレートが豊富なツールを使用してプロ風デザインを作成したり、一定の品質を維持しましょう。
商業出版に比べ社会的評価を得にくい
自費出版では、商業出版と比べて社会的な評価が低く見られることがあります。
書店での販売や出版社の審査がないため、知識がなくても出版できるといった印象を持たれることも少なくありません。
そのため、専門書やビジネス書として社会的な信用を重視する場合は、やはり商業出版の方が信頼度は高い傾向にあります。
自費出版で評価を補うには、内容の質を向上させて多くの読者レビューを獲得するなど、別の手段で信頼性を示す工夫が必要です。
Kindleで自費出版する7ステップ
Kindleで自費出版する手順は、以下のとおりです。
| 1.AmazonとKDPアカウントの作成 2.原稿の作成 3.表紙の作成 4.書籍情報の登録 5.価格の設定 6.出版申請と審査 7.販売開始 | 
1〜7の手順で進めていけば、スムーズに自分の書籍を販売できます。
ただし、他者の文章や表紙を無断で使用したり、Amazonのコンテンツガイドラインに反する内容を掲載していたりすると、審査で却下されるため注意しましょう。
Kindle出版のやり方をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
→「Kindle出版 やり方」
まとめ|Kindleで自費出版は誰でも無料でできる!
Kindleの自費出版は誰でも無料でできるため、低リスクで書籍を出版したい方にピッタリです。
無料で出版するには、原稿の校正や表紙のデザイン、書籍のプロモーションなどすべてを自分で行う必要があります。
無料ツールやSNSをうまく活用し、品質向上や効率のよいプロモーションに役立てましょう。
また、紙媒体にも興味がある場合は、電子書籍で使用する原稿と表紙を活用してペーパーバックの同時出版も可能です。
『AmazonでKindleとペーパーバックを同時出版する方法』で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
『AmazonでKindleとペーパーバックを同時出版する方法』を手に入れる>>>
Kindle自費出版に関するよくある質問
Kindleの自費出版に関するよくある質問をまとめました。
Q.Kindle出版で儲かりますか?
A.十分な副収入を得られます。
ただし、出版しただけで確実に儲かるとは言い切れません。
書籍の売上は読者数や価格設定、広告や宣伝次第で大きく変動します。
質の高い内容と適切なマーケティングを積み重ねていけば、印税収入として利益を得られるでしょう。
僕の例をお伝えすると、2025年8月時点で19冊のKindle本を出版していますが、毎月安定して38,000〜47,500円のロイヤリティを得ています。

売れないことが心配な場合は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
→「Kindle出版 売れない」
Q.Kindleで無料で出版する方法は?
A.AmazonのKDP(Kindle Direct Publishing)を利用すれば、アカウント登録・原稿アップロード・表紙設定などすべて無料で出版できます。
印刷費や在庫管理も不要なので、低リスクで出版できる点が魅力です。
Kindle出版の詳しいやり方が知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
→「Kindle出版 やり方」
Q.自費出版で1,000部出版するにはいくらかかりますか?
A.Kindleの自費出版なら部数に関係なく、初期費用ゼロで販売が可能です。
電子書籍は完全無料で、在庫や印刷コストの心配はありません。
ペーパーバックの場合でも、印刷コストは販売価格から差し引かれ、注文があった分だけ販売される仕組みなので、初期費用ゼロで販売できます。


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