「浮世絵ってマジ、スゴくね?」
こんにちは。
城 智英(じょう ともひで)です。
突然ですが、あなたはイタリアといえば何を思い浮かべますか?
ピザ?
パスタ?
美術品?
僕も数年前に、そんなイメージをもってイタリア旅行に行きました。
ローマやフィレンツェの有名な美術館をいくつも回って
たくさんの歴史的な美術作品に触れました。
中世の時代の作品がこんな風に残ってるのか!
石の彫刻なのに人の体や布が見事に表現されている!
絵画も素晴らしい!
はじめは「なんてすごいんだ!」と驚いてばかりでした。
ところが、2日、3日と経つうちに
正直、飽きてきてしまいました。
あまりにも同じ過ぎる…。
どこで何の絵を見たのか思い出せない…。
彫刻は全部白い…。
結局、残った記憶は有名なダビデ像しかありませんでした。
そんな中で、僕はふと日本を思い出しました。
世界に誇る日本のアートといえば浮世絵がありますよね。
葛飾北斎の「富嶽三十六景」
歌川広重の「東海道五十三次」
など、子どもの頃は良さがさっぱりわかりませんでした。
イタリアでヨーロッパの美術品を見た後、
改めて浮世絵を見てみると、
明らかに異彩を放っているのがわかります。
強烈な個性です。
いつの間にか「浮世絵ってすごいな!」と思うようになっていました。
僕はイタリアで同じような美術品をたくさん見たことで
初めて浮世絵の魅力に気付いたのです。
なぜ、浮世絵の魅力に気づくことができたのでしょうか?
それは周りと違っていたからです。
よくマーケティングの世界では
「違うことは、より良いことよりも良い」
“Difference is better than better”と言われています。
よくある間違いは
自分の商品、サービスをアピールするときに
競合他社と比較して、優れているところをアピールしてしまうことです。
たとえば、
・他社より水源に近いところで採取した水
・他社より透明度が高い水
・他社より硬度が高い/低い水
など。
ですが、いくら優れている点をアピールしても、実際にお客様からすれば「何が違うの?」と思われ、印象に残らないことが多いです。
それよりも、他社と大きく「違う点」をアピールする方が
お客様に刺さり、ハッキリと認知してもらえます。
・世界に一つだけの水
・〇〇地方で10年に一度しか収穫できない果物を使ったジュース
・二日酔い専用ラーメンなど
変わっている方がお客様の頭の中に残ります。
ゆえに、あなたの商品をアピールするときは
ぜひ「ライバルと違う点は何か?」を意識してみてください!
そうすれば途端に売れ行きが変わりますよ。
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