負けてもいい環境から始める

「全力投球しないとダメ！」

ビジネスの世界では、
よくこんな言葉を耳にしますよね。

でも、ちょっと待ってください。
その考え方、実は罠かもしれません。

僕は最近、ある経験から
大切なことに気づいたんです。

今日はその体験談をもとに、
成功に必要なマインドセットを
お伝えします。

こんにちは。
城 智英（じょう ともひで）です。

実は僕、
これまでの人生で5人から
「一緒にビジネスしませんか？」
と誘われてきました。

最初の1人目、2人目は
意気込んで飛びついたものの、
見事に頓挫…。

僕は積極的に動くタイプなので
決めたことはしっかりやるんですが、
相手が動かないんです。

「結局、口先だけじゃん」

そう思うようになり、
萎えてしまったんですよね。

なので3人目、4人目からの
お誘いは断っていました。

でも、5人目から誘われたとき、
僕は思わず「OK」と答えたんです。

それはなぜか？

相手の言動が一致していて、
実力もあったからです。

そして何より、
「この人となら失敗してもいいや」と
思えたのも大きな要因でした。

僕はここで、
大切なことに気づきました。

それは、
「負けてもいい
環境からスタートする」
ということです。

世の中には
「絶対成功するぞ！」と
意気込んで始める人も多いでしょう。

でも、ビジネスってそんなに甘くない。

国税庁のデータによると、
会社が10年続く確率は
約6.3%だそうです…。

つまり16社のうち、
たった1社しか10年後に
生き残れないということ。

そう考えると、
「負けても大丈夫」という
状況を作ってから
挑戦する方が賢明ですよね。

よくあるのが、
店舗経営で1000万円借金して、
開業するケース。

このような状態でスタートすると、
借金を返済するまで
引くに引けない状況になります。

これって、
失敗した時のことを考えると、
めちゃくちゃ怖くないですか？

僕は怖がりなので、
多額の借金をするような
リスクを負いたくありません。

今はオンラインで完結する
ビジネスが充実しているので、
わざわざリスクを負う
必要もないですし。

何度失敗しても、
最小限のダメージで済む
という状況で始めます。

僕たちはどこかで、
「全力投球でやらないとダメ」
という価値観を
植え付けられてますよね。

でも、そんなことはないんです。

何回でも挑戦できる環境を
整えてスタートするほうが、
僕は健全だと思います。

コイントスを例に考えてみましょう。

コイントスは、
表が出たら勝ちです。

なので、無限に振れば
いつかは絶対に勝てますよね。

最初の4回は裏でも、
5回目に表が出たら勝てるのですから。

ですがこれは、
何度も再挑戦できる環境が
整っていることが大前提です。

仮に1回のコイントスで
100万円賭けていたとしたら、
どうでしょうか？

4回裏が出てしまうと、
400万円の赤字になります。

そんな状況で、
あなたは5回目に挑戦できますか？

僕なら、確実に
途中で心が折れています（笑）

そんなハイリスクハイリターンの
状況でビジネスをやっても、
あまり健全とは言えませんよね。

コイントスは1/2の確率ですが、
実際のビジネスでは
16社のうち、たった1社しか
10年後に生き残れない
という低確率です。

ビジネスの世界は
それだけ厳しい環境なので、

「負けてもいい環境を
整えてから挑戦する」

これが本当に大切なんです。

最初の話に戻りますが、
僕が5人目の誘いを受けたのは、

その人との協力関係が、
まさに「負けてもいい環境」
だったからです。

お互いの強みを活かし、
弱みを補い合える関係。

失敗しても、また挑戦できる
という安心感があったからこそ、
「OK」と答えられたんですね。

あなたのビジネスでも、
「負けてもいい環境」を
ぜひ意識してみてくださいね！