突然ですが、
あなたは会社に遅刻したことはありますか?
急病などではなく寝坊で。
こんにちは。
城 智英(じょう ともひで)です。
朝起きて、現実を知った時の無力感たるや
いろんな感情が襲ってきますよね!
「やってしまった…」
「なんて言い訳しよう?」
「上手く誤魔化せるか?」
「いや、やっぱり正直に言おう」
観念して会社に電話する時の気の重さといったら…。
体調不良や何らかの理由が重なって
珍しく寝坊、遅刻してしまったことなら
あなたも1回くらいは経験があるかもしれません。
ですが、月に5回も6回も…
となるとどうでしょう?
さすがに厳重注意され、
もしかしたらクビになってしまうかも
と心配になるレベルですよね?
僕の友人の会社に
そんな遅刻魔Aさんがいたそうです。
友人は半ば呆れながら
「目覚まし時計を買ってくれ」
と指導したと言っていました。
翌月、遅刻0回を達成したAさんが
言った一言に友人は度肝を抜かれました。
「今月遅刻しなかったんで時給上がりますよね?」
すぐさま否定したくなる気持ちをグッとこらえて
一応話を聞いてみました。
「だって、遅刻多めより遅刻ゼロの方が
自分、頑張ってるんで。
頑張った分、時給上がっても良いかなと思って」
聞いてみてもよくわからない理屈でした。
そもそも、仕事には遅刻せずに行くのが当たり前なので、
そんなことで時給が上がったら
ほかのスタッフはみんな時給5,000円を超えてしまいます。
Aさんには説明をし、一応納得はしてもらえましたが、
この「遅刻しなくて当たり前」という大前提が
Aさんと共有できていなかったことに友人は衝撃を受け、
「世の中、色んな価値観の人がいるんだな」
と愚痴をこぼしていました。
さて、あなたは自分の顧客の常識を理解していますか?
おそらく、あなたを含む大部分の人は
定時に出社するのは当たり前だと思っているでしょう。
しかし、その常識を持ち合わせていない人がいるのも、また事実です。
たとえば、子どもの頃に、
「自分がされて嫌なことは人にもしてはいけない」
とよく言われたと思います。
ただ、「大部分の人がされて嫌なこと」を
逆に嬉しく思う人も存在するし、
そういう人にこの理屈は通用しないんですよね。
「その人がされて嫌なことは、その人にしてはいけない」
これが、正解です。
つまり、
「自分の常識が相手の常識でない場合もある」
ということは、常に意識しておく必要があるということです。
まして、このメルマガを読んでくれているあなたは、
これからお客様を集めてビジネスをしていくのでしょう。
であれば、
お客様の頭の中に入って、
お客様の常識に沿って、
お客様の心に響く言葉で語りかけることが重要です。
自分の常識をお客様に当てはめないでください。
お客様の常識を自分の頭の中にインストールするのです。
これができるだけで
マーケティングがかなり上手くいくようになります。
ぜひ心に留めておいてください。
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