こんにちは!城 智英です。
最近、ある出来事があって
「なるほど!」
と思わず声に出してしまいました。
というのも先日、
YouTubeで「ヨビノリたくみ」さん
という方の動画を見ていたんです。
大学の授業を予備校のノリで教える
という面白い取り組みをされている方なんですが、
その講義の中で語られていた「知識」についての例え話が秀逸でした。
それが…
「知識とは円である」
という表現。
え?どういうこと?と思われたかもしれません。
でも、この例え話を聞いたら、きっとあなたも「なるほど!」と唸るはずです。
まず、広大な空間の中にポツンと浮かぶ円をイメージしてください。
この円の大きさが、あなたの持っている知識だとします。
知識が増えれば増えるほど、この円は大きくなっていきます。
そして同時に、円周も大きくなっていくんです。
ここで重要なのが、この円周が触れている部分。
これが「知らないと気づける部分」なんです。
つまり…
知識量が多ければ多いほど、円は大きくなり、知らないと気づける部分も増えていく。
反対に、知識量が少なければ少ないほど、
円は小さくなり、知らないと気づける部分も少なくなっていく。
というわけです。
「へぇ〜!確かに!」
そう思いませんでしたか?
この例え話を聞いて、僕は「素晴らしいメッセージには比喩が使われている」ということを改めて実感しました。
比喩の力を侮るなかれ
実は、昔の哲学者アリストテレスも
「比喩を使いこなせることは説得上手の近道だ」
と言っています。
なぜでしょうか?
それは、人が新しく学ぶ時には既存の知識をベースに新しいことを学んでいくからです。
比喩の素晴らしい点は、僕たちの知っている知識をベースに、新しい物事の理解へと導いてくれること。
反対に、新しい物事を新しい単語だけで説明してしまうと、何が何だか分かりません。
特に専門書にはそういう傾向がありますよね。
あなたは専門書を読んでいて、「何言ってるんだか…」と思ったことはありませんか?
僕は正直、そういう経験が何度もあります(笑)
でも、僕たちの知っている知識を手がかりに新しい物事を伝えていく。
そのために比喩を使っていく。
すると…
・人に物事を説明する時
・説得する時
・物を買ってほしい時
こういった場面で、とても役立つんです。
例えば、僕がクライアントさんにマーケティング戦略を説明する時。
「お客様を集めるのは、磁石が鉄を引き寄せるようなもの」
と例えると、相手の目が輝きだすんです。
ぜひあなたも、メッセージを伝える時には比喩を取り入れてみてください。
「〇〇は△△のようなもの」という形で考えてみるのがおすすめです。
そうすることで、あなたのコミュニケーションはぐっと効果的になり、
相手の心に深く刻まれるメッセージを届けられるはずです。
それでは、また次回!
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