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ジョブズも間違えたメッセージの作り方

あなたは訴求メッセージを作るとき、
こんな間違いをしていませんか?

こんにちは。
城 智英(じょう ともひで)です。

今日は僕たちにとって
すごく学びになるストーリーを1つシェアします。

スティーブ・ジョブズはご存知ですよね?

Appleの創業者で、
ビジネスをする者なら誰もが知る伝説の起業家です。

ジョブズが開発したiMacは、
「15秒に1台のペースで、世界の誰かがiMacを買っている」
と言われるほどの大ヒット商品。

発売から25年以上経ちますが、
今でも新しいiMacが発売されるたびに騒がれています。

そんな世界的ヒットメーカーのジョブズが、
1998年に初代iMacを発売するときに
彼の片腕であるリー・クロウと一緒に30秒のCMメッセージを考えていました。

リー・クロウはAppleの伝説的な広告を
いくつも手掛けてきた世界的に有名なクリエイティブディレクターです。

ジョブズはリー・クロウに、
5つのメッセージをCMに盛り込みたいと相談します。

するとリー・クロウは、
まるめた紙を1つ、ジョブズに向かって投げました。
それをジョブズは簡単にキャッチします。

続けて、5つのまるめた紙を一斉にジョブズに投げました。
ジョブズは1つも受け取ることができませんでした。

リー・クロウはジョブズに言いました。

「これが悪い広告だよ。」と…。

これが今日一番お伝えしたかったこと、
「メッセージは、1つに絞れ」です。

もう少しわかりやすいように、
掃除機の市場を事例にご紹介しますね。

掃除機は、

・軽い
・コードレス
・サイクロン式
・コンパクト etc…

このように、
たくさんの訴求ポイントがありますよね?

掃除機の市場では、
各メーカーが色々な訴求メッセージを盛り込んで、
自社商品をアピールしていました。

ですがある日突然、
こんな商品が登場しました。

「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」

もうお分かりですよね?
そう、ダイソンです。

ダイソンは吸引力が強いという
たった1つのメッセージを訴求することで、大ヒット商品となりました。

もちろん吸引力だけではなくて、
他にも訴求ポイントはたくさんあったハズです。

ですが、これらをすべて訴求してしまうと、
お客様には一つもメッセージが届かないので、あえて「捨てた」ということ。

他にも似たような事例はたくさんあります。

ご年配の方でも簡単に操作できるように
シンプルな機能だけに絞った「らくらくホン」

”10分の身だしなみ”というコンセプトを掲げ、
カットだけに特化したサービスで拡大した「QBハウス」など。

このように、
1つのメッセージに絞ることでヒットした商品はたくさんあるのです。

これは僕たちが訴求メッセージを作るときの、
とても大切なポイントになります。

僕たちはメッセージを考えるとき、
ジョブズのように、ついつい複数のメッセージを盛り込んでしまうんですよね。

なぜなら、商品を開発する人たちは、
それだけ自分のコンテンツに強い愛着があるからです。

時間と労力をかけて必死に作り上げたコンテンツを、
たった1つのメッセージにまとめるなんて、未だに僕も難しいと感じます。

僕たちが悩むのも当然です。
なぜなら、数々の大ヒット商品を生み出してきたジョブズでさえ間違えるのですから。

あなたは訴求メッセージを1つに絞れていますか?

必死に作り上げたコンテンツだからこそ、
僕たちはその商品をしっかりとお客様に届ける義務があります。

あなたのコンテンツを確実に届けるためにも、
ぜひ「1つに絞る」ことを意識してみてくださいね。

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