お客様に「刺さる」文章が書けたら
なんでも売れると思いませんか?
こんにちは。
城 智英(じょう ともひで)です。
今日は友人のエピソードとともに
3年間で20億円以上売った
現役WEBマーケターの僕が
「売れる文章術」の極意を
お伝えしようと思います。
以前、僕の友人の会社では、
経理を担当するチームでミスが連続し、
どうしても減らない、という事件がありました。
ミスのたびに提出される報告書には、
解決策として毎回「ダブルチェックを徹底します」
と書かれているのですが、ミスは一向に減りません。
しかもダブルチェックどころか、
そろそろ「トリプルチェックを徹底します」という解決策が書かれそうな勢いです。
このままでは不味い。
というか、ダブルチェックをする前に
そもそもミスが起こるのを防ぐのが先決なのでは?
そう考えた上司は、僕の友人をそのチームに派遣し、
ミスの原因を探ってくるように命じました。
なぜ、こんなにもケアレスミスが多発しているのか?
友人は、そのチームに出向き、
そこで働くメンバーに普段の仕事の様子や
不便なことをインタビューしました。
すると、ミスの原因が判明。
主に50代の主婦が多く働くそのチームでは、
みんなが小さなパソコンのモニターで
小さな文字が見えづらいままで作業をしていました。
そうです。
ミスが多発していた原因は
画面が「見えていなかった」からでした。
そんな状態でダブルチェックをしても
機能しないわけですよね!
であれば、真に取るべき対策は
ダブルチェックの前に
・画面の大きなモニターの導入
・老眼鏡を使ってもらう
となるでしょう。
表面的な原因に惑わされず、
ミスが起きた本当の原因を探った結果、
有効な解決策に至りました。
さて、この事例から何が学べるでしょうか?
たとえば、僕がセールスコピーライターとして、お客様に商品の良さを伝える文章を書く時、
1誰に
2なにを
3どうやって
を意識して書いています。
先ほどの例で言うと、
50代の主婦が多いチームでのミスの原因は
「見えなかった」ことでしたが、
もし20代の男性が多いチームだったら、
同じミスがあったとしてもきっと原因は違うでしょう。
それぞれのケースで
ミスを減らすためのアプローチが違ってきますよね。
商品を売る場合も同様です。
iPhoneを若者に売るなら
「かっこよさ」、「デザイン性」、「最新技術」
をアピールするでしょう。
でも、おじいちゃんに売るなら
「iPhoneなら孫と話ができますよ」
という言い方をすると思います。
つまり、
1誰に
2なにを
3どうやって
の、「誰に」によって、
伝え方が大きく変わるということです。
つまり、文章術の極意とは「誰に」を定めることなのです。
「誰に」の部分を確定させないと
使い古された、手垢のついた、ぼんやりとした
刺さらないキャッチコピーになってしまい
商品は絶対に売れません。
あなたは「誰に」文章を届けたいですか?
ぜひ明確にしてください。
それが文章上達の秘訣です。
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