もう2度と近所のスーパーの、
自社ブランド商品を買うことはないでしょう…。
こんにちは。
城 智英(じょう ともひで)です。
最近、スーパーやコンビニで自社ブランド商品をよく目にします。
自社ブランドは、自社で製造~販売を行えるため、
宣伝費をかけることなく低価格で商品提供できます。
たしかに価格が安いので、財布に優しいですよね。
しかし、いくら価格が安くても味が微妙だったら、顧客としては2度とリピートしたくないです。
事実、先日僕はそのような体験をしました。
僕の家の近所にあるスーパーでは、自社ブランド商品を出しています。
中でも僕はパンが好きでよく食パンを買いますが、そこのスーパーの自社ブランドの食パンは安くておいしいのでお気に入りです。
ただ、自社ブランド商品は当たりハズレがあります。例えば、ソーメン。ゲロマズです。
一度苦い思いをしてしまうと、「他の商品も大丈夫なのだろうか?」とそこのブランドの商品購入に抵抗が出てしまいます。
今日はこの仕組みについて考えてみたいと思います。
なぜ、一度苦い思いをすると、次の購買行動に影響が出てくるのでしょうか?
ポイントは「ブランディング」にあります。
ブランディングとは、「約束された価値を守り続けること」で構築されます。
たとえば、
・ライザップに行けば、キツイけど必ず痩せさせてくれる
・スターバックスに行けば、おしゃれな空間で居心地よくそこに居られる
・近所のラーメン家に行けば、いつも同じ味のラーメンが出てくる
これらのイメージは、お客様が期待しているイメージに対して、それと同等、あるいはそれ以上の価値を届けることによって、イメージが固定化されていくのです。
約束を守り続け、お客様のイメージが固定化された時、ブランディングが起こります。
つまり、イメージの固定化こそブランディングなのです。
では、ディスブランディングとは何か?
一言で言えば、約束を守らないことですね。
いつも一定ではないクオリティで商品提供をしてしまうことです。
今回、僕は近所のスーパーの自社ブランド商品を買う時に
「食パンはうまい」「けど、ソーメンはマズイ…」
というクオリティにバラツキがあることを体験してしまいました。
だから、イメージの固定化が起きず、ディスブランディングが起きてしまったのです。
結果、次に同じところから商品を買うのが怖くなってしまいました。
だって、買う商品が良いものか、悪いものなのかはギャンブルなのですから。
では、このブランディングの技術を自分のビジネスに当てはめるとどうなるか?
自分の商品を作るときは、お客さんの期待値を意識し、常にそれを超えるような商品作りをしてください。
期待値を超える。
これを意識することで、「あなた」というブランドが確立されていくのです。
反対に、期待値を下回る商品ばかり出し続けていけば、
「あなた」というブランドは「クオリティの低い商品ばかりを出し続けるところなんだな」というマイナスのイメージが紐づいたブランドとなります。
どうせならプラスのイメージを持たれるブランドが良いですよね。
だから、僕たちは常に期待値を超える商品を生み出し続ける必要があるのです!
ぜひお客様との約束を守り続け、
良いイメージをお客様の頭の中に構築してみてください。
コメント