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お突っ込みいただいた話

仕事で部下に指導をしたら
「お突っ込みいただきありがとうございます」
と言われました。

こんにちは。
城 智英(じょう ともひで)です。

今日は、独学はキケン!という話をしようと思います。

日本で仕事をする上で、敬語って避けては通れないですよね?
でも、敬語が苦手という人は多いんじゃないでしょうか。

僕の友人の会社にも、敬語が苦手で上司に怒られてばかりいる男性社員がいました。

根はまじめなその男性社員は、これではいけないと、本を何冊も買って敬語の勉強を始めます。

でも、尊敬語「いらっしゃる」、謙譲語「参る」…
なんて書かれていても、実際の仕事のシーンになるとうまく使えないものですよね。

この男性社員も、敬語がしっかり身につくのが追いつかなかったようで、なんと、独自の敬語を編み出すに至ってしまいました。

それが
「お突っ込みいただきありがとうございます」
でした。

本人は至って真面目なのですが、これにより、さらにクライアントから指導が入ってしまった…ということです。

見かねた僕の友人が「敬語が上手い〇〇さんをトコトン真似しなさい!」とアドバイスします。

最初はぎこちなかったものの、
言葉遣いを一言一句、
徹底的にマネすることにより、敬語レベルがメキメキあがりました。

結果、今では、どこに出しても恥ずかしくないレベルの敬語が使えるようになりました。

もう「お突っ込みいただきありがとうございます」なんて独自の敬語は一切言いません。

ターニングポイントは何だったでしょうか?

最初、この男性社員は、本で独学しているうちはうまくいきませんでした。
しかし上手な先輩のマネをして、人から学ぶことで敬語をうまく使えるようになりました。

つまり、
「独学には限界がある。人から学ぶべし!」
ということです!

さすがに「お突っ込みいただきありがとうございます」までは行かなくても、ビミョーな敬語を使っている人は少なくないはずです。

でも独学だと、それを指摘したり正してくれる人がいないので、例に挙げた男性社員のように、間違った方向に突き進んでしまうことがあるんですよね。

人から教わってフィードバックをもらうのは、耳が痛いこともありますが、上達への近道だと言えるでしょう!

「学ぶ」の語源は「マネる」だという説もあります。

武道や茶道では「守破離の法則」が基本と言われます。

守:基本や型に忠実に学ぶ
破:基本や型から一歩踏み出して応用する
離:基本や応用からさらに離れて独自に発展させる

このような段階を踏んで「道」を極めていくということですが、
最初は「型をまねる」ところから始めます。

そして、「自己流は事故る」という言葉もあります。

なにかを学ぶ初期段階では、
「独学より上手い人を徹底的にまねる」のが重要!
というお話でした。

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