商品はクオリティを上げるほど、
ユーザーが離れていきます。
それはなぜなのか?
僕の失神ストーリーと共に、
解説していきます。
こんにちは。
城 智英(じょう ともひで)です。
先日、失神して倒れました。
スカイツリーのソラマチにある
お茶漬け屋で食事をしていたときのことです。
今思うと、
その日は体調が悪くて、
冷や汗も出ていました。
食べて30秒後くらいに、
気付いたら横になっていたんです…。
救急隊の方に来ていただいて、
救護室に連れて行ってもらいました。
僕は倒れたばかりだったので
一刻も早く横になりたいのですが、
なかなか救急隊の方は寝かせてくれません。
指は何本見えますか?
頭を打ってないですか?など。
命に関わる疾患ではないかと
色々と確認をしてくださるんですよね。
そうしないと、
後々さらに危険が及ぶかもしれないので
救急隊の基本的なオペレーションだと思います。
人を助けるために必要なことですし、
もちろん僕も頭では理解していました。
ですが僕の心の中は、
「早く寝かせてくれ…!」
という気持ちでいっぱいでした(笑)
本当に救急隊の方には感謝しながらも、
気持ちにすごくギャップがあったのです。
改めて俯瞰してみると
ビジネスでもよくある光景だなと
感じた出来事でした。
このストーリーからお伝えしたいのは、
「あなたの商品と、相手が欲しい商品にはギャップがある」ということです。
商品づくりが難しいのは
クオリティを高めれば高めるほど、
ユーザーの”心の声”から
遠ざかってしまうことがあるんですよね。
なぜなら質を高めるほど、
本質的で、抽象度の高い商品になりやすいからです。
マーケティングの本質はこうだから…
お客さんの事を考えると、この方が絶対いいから…
このように商品づくりを進めた結果、
全然ユーザーの心に刺さらない商品になってしまう…
という事がよくあるのです。
あなたのビジネスでも、
同じような経験があるのではないでしょうか。
基本的にユーザーは、
「今すぐ解決できる方法を教えてくれ!」
と思っているんですよね。
僕が救助されて、
質の高い救護オペレーションを受けてるのに、
「そんな事いいから、早く寝かせて…」
と思ってしまったのも、
全く同じ状況です。
このように、
売る側とユーザーとの間には
常にギャップがあります。
では、どうしたら良いのか。
それを解消するのが、
フロントエンドとバックエンドです。
つまり、
おとり商品と本命商品のことですね。
まず、おとり商品で、
しっかりとユーザーの心を掴みます。
例えば、
「すぐに売上が上がる10の打ち手」
みたいな感じです。
ですが、
このような小手先テクニックでは、
根本的な問題は解決できませんよね。
なので本質的な商品として、
バックエンドを準備しておくということです。
このように段階を踏むことで、
本当にユーザーのためになる
商品を提供するという流れですね。
ダイエットで例えると、
一時的な運動や食事制限では、
本質的な解決にはなりません。
やっぱり日頃から
体のメンテナンスをすることで、
痩せやすい体質になるものですよね。
このように本質的なことって、
基本的に面倒ですし、改善まで時間もかかります。
人は面倒なことは避けるので、
いきなり本質的な商品を訴求しても
売れないということですね。
このように、
僕たちとユーザーの間にはギャップがあります。
ぜひこの現実を再認識して、
あなたのビジネスに活かしてくださいね!
PS
後日談。
念のため病院で検査を受けた所、
運動不足と人参不足ですね。と診断されました。
意味がわかりませんでした(笑)
ですがお医者さんの言う通り、
人参ジュースを飲んだら回復しました!
駆けつけてくださった救急隊のみなさま
本当にありがとうございました!
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