あなたの商品は、
本当にユーザーに寄り添っていますか?
今日は僕の秘書さんのストーリーから、
ビジネスに役立つ情報をシェアします。
こんにちは。
城 智英(じょう ともひで)です。
僕の秘書さんは、
身内に農家をされている方が多く、
野菜やお米、みかん畑、養鶏場などがあり、
たまに実家の前で直売もしているとのこと。
のどかな田舎の風景が、目に浮かびますよね。
ちなみに秘書さんの実家周辺は、
高齢化が進んでいて、平均70歳以上の方ばかり。
ある日、80代のおばあちゃんが、
ブロッコリーを欲しがっているけど、
なかなか買おうとしません。
話を聞いてみると、
80代の夫婦では食べ切れないし、
重たくて持って帰れないとのこと。
それもそのはず。
秘書さんの身内が育てた
自慢のブロッコリーは、
近所のスーパーよりも2倍ほどサイズが大きかったのです。
おばあちゃんは、
上部の蕾(つぼみ)部分だけなら、
夫婦どちらも好きだし、
軽くなるから持って帰れると言いました。
そこで秘書さんはビビっときました…!
もしかしたら、
「上部の蕾」と「下部の茎」を、
分けて販売したら、もっと売れるかもしれない。
とはいえ、
最初からカットすると、見た目が悪くなってしまう。
そこで秘書さんは、
「茎だけお持ち帰りできます。」
とPOPに書いて販売してみました。
すると、
立て続けにオーダーが4件、5件と入って、
どんどん売れていったそうです!
全く同じ商品なのに、
カットするだけでこんなに需要があったんだ。
と驚いていました。
さて、この話から伝えたいのは、
「ターゲットによって欲しいものが違う」ということです。
あなたは自分の商品に合った
ターゲットを見つけられているでしょうか?
少し前からスーパーでも、
キャベツが1/2サイズとかで販売されていますよね。
しかも、ちょっと割高です。
にも関わらず、
なぜ小さいサイズをわざわざ買う人が多いのでしょうか。
それは、
夫婦ふたりでは食べきれない…。
食べ残したらどうしよう…。
腐らせたらもったいないしなぁ…。
このような需要があるので、
小さくて割高でも売れていくということですよね。
他にも最近は、
すごく小さいサイズの水筒なども見かけます。
可愛いサイズなのに、お値段はなかなかです(笑)
ですが考えてみると、
小柄な女性なら持ち運びも便利ですし、
可愛い見た目なので、それがウケている要因かもしれません。
提供している量は減っているのに、
需要が増えて、さらに利益率も高くなる。
これって、すごい面白いですよね!
実は僕も、Udemyなどで提供している教材は、
とにかく情報のボリュームを減らしています。
ですが、
最近のYouTubeで見かける教育コンテンツは、
1時間以上の長尺動画ばかりヒットしていますよね。
あえて僕は、その逆の戦略を取っているんです。
そのおかげで、
ベストセラーにも選出されていますし、
いつもユーザーから高評価をいただいています。
なぜこのような結果になるのか?
それはターゲットが、
情報の「量」より「質」を求めているからです。
今回のブロッコリーも、
一般的に考えたら2倍サイズでお得かもしれません。
でもターゲットの気持ちは、
売り手とは違いました。
無駄な部分を減らした方が、
満足度が高く、実際に喜んでくれていますよね。
あなたの商品は、
本当にユーザーの気持ちに寄り添っているでしょうか。
もしかしたら、
今より量を減らした方が、もっと満足度は上がるかもしれませんよ。
これを機に、ぜひ考えてみてくださいね!
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